オキナワより愛をこめて
石川真生サイン
オキナワより愛をこめて
8月24日(土)より 沖縄・桜坂劇場先行上映 8月31日(土)より 東京・シアター・イメージフォーラム ほか 全国劇場公開

Trailer

Introduction

オキナワより愛をこめて

2023年/日本・アメリカ/日本語・英語/101分
監督・カメラ・サウンド・編集:砂入博史
出演:石川真生
プロデュース: 砂入博史 + イドレ・バッバイヤー
オーディオ・ミックス :アダム・スコット
サウンド:吉濱翔
字幕:酒見南帆
音楽:アダム・スコット、吉濱翔、米田哲也、北崎幹大、大城修一
協力:吉濱翔、仲里効、大橋弘基、大野亨恭、大琉球写真絵巻実行委員会メンバー
オリジナルサウンドトラック:「琉球ハイブリット」 北崎幹大 2019/「オキナワより愛をこめて」 北崎幹大 + 吉濱翔 2019
early elephant film + 3E Ider © 2023

石川真生
石川真生

醜くも美しい人の一生、私は人間が好きだ。
ー 石川真生

1971年11月10日、米軍基地を残したまま、日本復帰を取り決めた沖縄返還協定を巡り、沖縄の世論は過熱していた。ストライキを起こした労働者と、機動隊の衝突は、警察官一人が亡くなる事件に発展した。当時、10代だった石川は、この現場を間近で目撃した。「なんで沖縄にはこんなに基地が多くて、なんでこんなに色んな事件事故が多いんだろう」。同じ沖縄人同士の衝突がきっかけとなり、浮かんできた疑問が、石川を写真家の道に進ませた。

1975年、米兵を撮るために、石川は友人を頼り、コザ照屋の黒人向けのバーで働き始める。バーで働く女性たちや、黒人たちと共に時間を過ごしながら、日記をつけるように、石川は写真を撮り続けた。

当時の生活が収められた3冊の写真集「熱き日々 in キャンプハンセン!!」(1982)、「熱き日々 in オキナワ」(2013)、「赤花 アカバナー 沖縄の女」(2017)を手に、およそ半世紀が経った今、当時の記憶を回想する石川。石川自身が「最も大事にしてる写真」と語る作品、そこに納められた人々との物語が語られていく。写真家、石川真生による自由な生き方を肯定する「人間賛歌」が誕生した。

Profile

石川真生

石川真生

1953年、沖縄県大宜味村生まれ。
1971年、11.10ゼネストを機に、写真家になることを決意する。
1974年、WORKSHOP写真学校「東松照明教室」で写真を学ぶ。
1975年、米軍向けのバーで働きながら、米兵とバーで働く女性たちを撮り始める。半世紀に渡り、沖縄を拠点に制作活動を続け、沖縄に関係する人物を中心に、人々に寄り添いながら写真を撮り続けている。
2011年、『FENCES, OKINAWA』で、さがみはら写真賞を受賞。
2019年に日本写真協会賞作家賞、2024年には土門拳賞、文科大臣賞を受賞。

監督:砂入博史

1972年広島で生まれ、ニューヨークを拠点に活動する。
1990年に渡米し、ニューヨーク州立大学現代美術科卒業後、欧米、日本の美術館、ギャラリーにてパフォーマンス、写真、彫刻、インスタレーションの展示を行う。近年は、チベットや福島、広島の原爆等をテーマにした実験ドキュメンタリーを制作。
2018年の袴田巌をインタビューした『48 years – 沈黙の独裁者』は同年熱海国際映画祭長編コンペで特別賞をもらう。
2001年からニューヨーク大学芸術学科で教鞭も執る。

オキナワ・フィラデルフィア

併映作品

オキナワ・フィラデルフィア

監督:砂入博史
2022/56分/日本・アメリカ/日本語・英語

70年代に米海兵隊員として沖縄で若き日々を過ごしたマイロン・カー。友人として彼と青春を分かち合った写真家、石川真生は、その10年後、帰郷した彼を訪ねてフィラデルフィアへ単身で渡米。当時、黒人の住民がほとんどだった街で、生命力に満ち溢れた人々の姿をフィルムに納め、『ライフ・イン・フィリー』を発表した。本作品では、マイロンの遺族と石川の語りを通し、当時の状況をビビッドに振り返るとともに、沖縄から帰った後のマイロンの葛藤を紐解いてゆく。

※劇場により、上映有無が異なります。詳しくは各劇場ホームページをご確認ください。

Theaters

関東・甲信越

都道府県劇場上映期間電話番号 『オキナワ・フィラデルフィア』上映有無
東京シアター・イメージフォーラム8/31(土)~03-5766-0114  
神奈川川崎市アートセンター アルテリオ映像館10/5(土)~044-955-0107  
栃木小山シネマロブレ9/20(金)~9/26(木)050-3196-9000  
栃木宇都宮ヒカリ座10/4(金)~10/10(木)028-633-4445  

関西・中国

都道府県劇場上映期間電話番号 『オキナワ・フィラデルフィア』上映有無
大阪第七藝術劇場9月7日(土)~06-6302-2073  
京都京都シネマ9月20日(金)~075-353-4723  

九州・沖縄

都道府県劇場上映期間電話番号 『オキナワ・フィラデルフィア』上映有無
沖縄桜坂劇場8/24(土)~098-860-9555  
沖縄よしもと南の島パニパニシネマ調整中098-075-3215